かつらと静電気

乾燥している冬にかつらを装着すると、静電気で不自然に見えてしまうことはありませんか?こちらでは静電気とかつらの関係性に注目しています。

そもそも静電気って何?

そもそも「静電気」とは何なのでしょうか?この世にある物質は全て原子でできていますが、中心にある原子核はプラスの電子、その周りをマイナスの電子が周回しています。原子同士が接触すると摩擦によって原子が持っていたマイナスの電子が移動します。
プラスとマイナスは引き寄せ合い同じ電子同士は反発しあうため、静電気によって引き寄せ合うだけでなく反発し合うことで「バチッ」となる現象が起こるのです。

かつらと静電気の関係

冬になると気になる静電気は摩擦によって起こるため、髪の毛やかつらの毛同士の摩擦によっても静電気が起こりやすくなります。かつらがまとまりにくく自毛に馴染ませにくくなるため、特に部分かつらを装着した際に不自然に見える原因となります。自毛と部分かつらの毛が絡まったり時には静電気による火花で毛先が縮れたりすることもあるため、なるべく静電気を防止することが重要です。

静電気の防止法

静電気を防止するにはいくつかの方法があります。まず、静電気は摩擦によってマイナスの電子が移動することにより起こります。摩擦が起きやすいウール素材はかつら装着時に避けるだけでなく、保管の際にも毛糸素材のものをなるべく近づけないようにすることをおすすめします。
また、水分が少なく湿度が低い環境では、電子がとどまりやすく分散されにくくなるため帯電しやすくなります。冬に静電気が起きやすくなるのもそのためですが、装着時や保管の際に室内の加湿に注意していただくと静電気を抑えることができます。

医療用かつら・おしゃれを楽しむための部分かつらを問わずメンテナンスやかつらのケア、保管方法に関するご相談はとても良くいただくものです。ユニベストも低価格で使っていただきやすいかつらのご注文を承っています。長くご愛用いただくために、静電気にもぜひ注目してみてください。